
海外経験や語学スキルがあっても、「どんな資格が自分に向いているのか分からない」という方は多いもの。
実は、英語をはじめとした語学力があることで、試験を有利に進められる資格があります。
得意な語学を活かして効率よく合格を目指せるため、キャリアアップや転職、副業の第一歩としてもおすすめです。
本記事では、語学力があると“受かりやすい”資格を4つ厳選してご紹介。

「せっかく身につけた語学力、ムダにしたくない」と感じている方は、ぜひ最後までご覧ください。
海外語学者におすすめの資格4選
早速ですが、海外語学者におすすめの資格は以下の通り。
海外語学者におすすめの資格4選
- 国際秘書検定(CBS)
- 総合旅行業務取扱管理者
- 全国通訳案内士
- インバウンド実務主任者
どんな資格か、どの言語が試験に役に立つかを具体的に解説していきます。
1. 国際秘書検定(CBS)
得点源になる語学
英語
国際秘書検定は、通称CBS(Certified Bilingual Secretary)と呼ばれる資格で、外資系企業などで秘書業務を担う人材の実力を証明できる民間資格です。
日本秘書協会が主催しており、語学とビジネススキルの両方が問われます。
試験は2段階構成で、プライマリー試験に合格すると、上位のファイナル試験に進むことができます。
項目 | プライマリー試験(準CBS) | ファイナル試験(上級) |
---|---|---|
難易度 | ||
合格点 | 各科目70%以上 | 各科目70%以上 |
合格率 | 約40〜50% | 約20〜30% |
英語レベルの目安 | TOEIC500点程度 | TOEIC650点〜英検準1級 |
試験内容 | ビジネス日本語・ビジネス英語(筆記) | 秘書実務・経営管理・オフィス業務管理(筆記)+英語面接 |
英語力がある方にとっては、どちらの試験も明らかに有利です。
プライマリー試験では、TOEIC500点レベルの「ビジネス英語」が出題され、長文読解やビジネス文書の理解力が得点につながります。
ファイナル試験では英語での面接があり、英語で実務経験を話す力=実践的な語学力が試されるため、海外勤務や留学経験がある方には大きな強みとなります。

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2. 総合旅行業務取扱管理者
得点源になる語学
英語(+実務では中国語・韓国語なども活かせる)
総合旅行業務取扱管理者は、海外を含む旅行業全般に対応できる旅行業界の国家資格で、旅行会社の各営業所に最低1名の有資格者が必要とされる重要な資格です。
試験では法律や実務知識に加え、「海外実務」科目で英語の長文読解が出題され、語学力が合否を左右する大きなカギになります。
項目 | 内容 |
---|---|
難易度 | |
合格点 | 各科目60%以上 |
合格率 | 約15%(国内旅行業務取扱管理者合格者は約30%) |
英語の配点 | 200点満点中40点(全体の20%) |
試験では「海外実務」科目にて、英検2級レベルの長文読解問題が2題出題され、英語だけで40点満点が狙えます。
英語40点満点 × 海外実務120点合格ライン → 英語を武器に合格に近づける構成です。

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3. 全国通訳案内士
得点源になる語学
英語、中国語、韓国語、フランス語、スペイン語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語、ロシア語、タイ語
全国通訳案内士は、通訳案内士法に基づいて報酬を得て外国語で観光案内ができる国家資格です。
試験は難関ですが、合格すれば名称独占資格として、観光ガイド業務に大きな強みを持てます。
英語だけでなく、下記10言語に対応しているため、多言語話者にも開かれた試験です。
項目 | 内容 |
---|---|
難易度 | |
合格点 | 各科目80点以上 |
合格率 | 約10〜15% |
試験は一次と二次で構成され、一次では外国語・日本地理・日本歴史・一般常識・通訳実務が出題されます。
外国語科目は英検2級程度の難易度で、長文読解や表現力が問われますが、観光や歴史などの周辺知識も得点の鍵となります。
二次試験では外国語による口述試験が行われ、「話す・聞く」の実践力が合否を大きく左右します。

4. インバウンド実務主任者
得点源になる語学
英語、中国語、韓国語(いずれか選択)
インバウンド実務主任者は、訪日外国人向けの接客・観光案内に関する実務スキルを問う、観光業界向けの認定資格です。
ホテルや旅行会社、小売・飲食・地域観光など、あらゆる現場で役立つ実践的な知識が問われます。
項目 | 内容 |
---|---|
難易度 | |
合格点 | 70点以上 |
合格率 | おおよそ40%(非公表) |
語学の配点 | 約7% |
試験では11の出題分野があり、語学は「第11課題(テーマ別選択)」として出題されます。
英語・中国語・韓国語から一つ選んで3問回答しますが、1問2点の配点で、他の設問よりも得点効率が高いのが特徴です。
英検準2級~2級レベルの語学力があれば、無理なく得点できる構成。得意な言語を得点源に変えられます。

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語学力を活かして合格を目指せる資格はどれ?目的別に選ぼう
「どれも魅力的だけど、自分にはどれが合っているのか分からない…」という方も多いかもしれません。
以下を目安に考えてみてください。
- まずは英語を活かした事務職を目指したい方:国際秘書検定(CBS)
- 旅行業界で働きたい・国家資格に挑戦したい方:総合旅行業務主任者
- 語学力を活かしてガイドや通訳業を目指す方:全国通訳案内士
- インバウンド需要を視野に広く観光業に関わりたい方:インバウンド実務主任者

そして、資格を取得したあとは、それを活かせる環境を見つけることも重要です。
語学力と資格のダブルスキルは、転職市場でも非常に高く評価されます。
未経験OKの職種や、語学力を活かせる仕事に出会うためにも、転職サイトや求人サービスをうまく活用して、理想のキャリアに近づいていきましょう
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いかがでしたか?
海外語学者におすすめの資格4選は以下のとおりです。
海外語学者におすすめの資格4選
- 国際秘書検定(CBS)
- 総合旅行業務取扱管理者
- 全国通訳案内士
- インバウンド実務主任者
これらの資格は試験に語学問題が含まれていたり、科目が免除されたりするため、海外語学者は他の受験者よりも有利に合格を目指せます。
語学力に加えてこれらの資格を取得することで、スキルアップ、転職、独立に大きく貢献できます。
資格取得後は、転職サイトを活用して自分にぴったりの仕事を見つけましょう。
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