
海外で働く際、現地採用は自由度が高く、海外に長く住みやすい一方で、企業によるサポートが限定的なケースが多いです。
そのため、給与や福利厚生の不安をカバーするためには、自己防衛策が必要になります。

しかし、現在は事前にしっかり準備することで、現地採用でも安心して働ける方法がいくつもあります。
そこで今回は、現地採用で働く前にやっておくべき5つの自己防衛策を紹介します!
この記事を読めばわかること
- 駐在員との違い|現地採用ではどんなリスクがあるのか?
- 現地採用で失敗しないために、具体的にやるべき5つの対策
現地採用の注意点|不安に感じやすいポイントとは?
現地採用は、日本から派遣される駐在員とは異なり、基本的に現地基準での雇用となります。
そのため、給与や福利厚生は企業によって差が大きく、駐在員と比べると見劣りするケースが一般的です。
👉現地採用と駐在員の違いをくわしく知りたい方はこちら
では、実際に現地採用で働く際に、不安に感じやすいポイントを整理してみましょう。
これらの不安を完全にゼロにするのは難しいですが、事前に対策を講じることで、リスクを最小限に抑えることができます。
次に、現地採用で働く前にやっておくべき5つの自己防衛策を紹介します!
現地採用ならやっておくべき5つの対策
早速ですが、現地採用なら事前にやっておくべき対策の結論は以下のとおりです。
では、具体的に解説していきます!
1. クレジットカードの海外旅行保険を活用!
ケガや病気をしたときの医療費負担は、クレジットカードの海外旅行保険で対策できます。
海外では、日本のように健康保険が適用されないため、医療費が高額になるケースが多々あります。
特に、私立病院や救急対応は高額になりがちで、ちょっとした診察でも数万円かかることも。
会社の医療保険が不十分な場合は、クレジットカードの付帯保険を活用しましょう!
クレカの付帯保険をうまく活用すれば、海外でも安心して医療サービスを受けられます。


実際、交通事故にあった友人がいて、エポスカードの海外旅行保険で入院費用がカバーされて助かったという話も。
2. 国民年金を継続して老後に備える!
老後の資産の不安への対策は、国民年金の「任意加入」を検討しましょう。
海外で働くことで住民票を抜くと、日本の国民年金の加入資格を失います。
そのままにしておくと、将来の年金受給額が減ってしまいます。
しかし、日本の国民年金には「任意加入制度」があり、海外在住でも払い続けることが可能です。
任意加入の保険料は月額16,980円(2024年度)ですが、払った金額に応じて、老後に受け取れる年金額が増えます。


特に、年金受給資格の10年を満たしていない人は、年金自体がもらえなくなるから注意です。
また、老後の「老齢年金」だけでなく、「障害年金」や「遺族年金」も対象になるため、セーフティネットとしても大切です。
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3. 副業の準備をして収入源を増やす
現地採用は給与が低めだったり、昇給が見込みづらいケースもあるため、副業で収入の柱を増やしてリスクヘッジしよう。
現地採用は、企業によって給与水準や昇給ペースが大きく異なります。
しかし、副業を持つことで、収入の安定や将来の選択肢を広げることが可能!
特に海外在住者ならではの副業を選べば、独自の強みを活かしやすくなります。
👉海外在住者におすすめの副業5選はこちらの記事から。
副業にはさまざまな選択肢がありますが、最も気軽に始めやすく、継続しやすいのがブログ!
特に海外在住者は、現地の生活情報や観光情報を発信するだけで、ネタが尽きないため、続けやすいのがメリットです。
海外でのブログのメリットとは?
✅ ブログなら初期費用がほぼゼロで始められる!
✅ 海外のリアルな情報は需要が高く、収益化しやすい!
✅ 長期的に資産になるので、不労所得の可能性も!
筆者もブログを通じて、現地収入に加えて日本円の収入源を確保していました。

「これ、自分にもできるかも」と思ったのがきっかけで始めた副業でしたが、気づけば収入の柱の一つになっていました。
副業ブログについてもっと詳しく
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4. 海外転職エージェントに登録してキャリアを確保
現地採用でのキャリアアップには、転職エージェントの活用が必須!
現地採用として働く場合、最初の会社が一生の職場とは限りません。
むしろ、転職を通じてキャリアアップするのが一般的な流れです。
しかし、海外の求人情報は日本国内の転職サイトには掲載されていないことも多く、個人で探すのは限界があるため、転職エージェントを活用するのが効率的!
転職エージェントにはさまざまな種類がありますが、特に海外転職に強いエージェントを利用するのがおすすめです。
海外転職は情報がカギを握ります。

転職のタイミングを逃さないためにも、今すぐ行動しましょう!
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5. 積み立て投資を活用して資産形成を始める

ただし、自己都合で住民票を海外に移した場合は、原則として新NISAの利用ができなくなります。
また、すでに投資済みの資産についても、海外転出後は非課税枠が適用されず、一般口座に払い出されるため、注意が必要です。
そのため、日本にいるうちに証券口座を開設・積立設定しておくことが重要です。
海外赴任後は「口座の維持」はできても、「新規購入」や「積立の継続」は制限されるケースが多いため、最新の規約をよく確認し、自分に合った運用方法を選びましょう。
詳しくは、以下の記事で解説しています
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投資は自己責任です
まとめ|この記事を読んだあなたがやること
現地採用は、自由度が高く、海外で長く暮らすには最適な働き方ですが、駐在員と比べて、給与や福利厚生の面で不安を感じることも多いのが現実です。
しかし、しっかりと自己防衛策を取ることで、安定した海外生活を送ることが可能!
本記事で紹介した5つの対策を再確認し、今すぐ行動を始めましょう。
現地採用なら今すぐやるべき5つの行動
- 海外旅行保険付きのクレジットカードを準備して、医療費リスクに備えよう。
- 国民年金の任意加入を活用して、将来の年金受給資格を確保しよう。
- ブログやアフィリエイトなどの副業を始めて、収入源を分散しよう。
- 海外転職エージェントに登録して、非公開求人や好条件の仕事を探そう。
- 楽天証券やSBI証券で積み立て投資を始め、帰国後の資産形成に備えよう。
海外での生活を充実させるためには、"事前の準備" がカギ!
将来の不安を減らし、海外でのキャリアと生活を成功させるために、今すぐできることから始めましょう!