
訪日外国人観光客が増加する中、観光業界では「インバウンド対応」のスキルがますます求められています。
そんな中で注目されているのが「インバウンド実務主任者」の資格。
観光や接客に携わる人はもちろん、副業や転職の選択肢を広げたい人にも活用しやすいのが特徴です。
この記事では、インバウンド実務主任者資格がどんな場面で役立つのか、転職・副業・観光業界の3つの切り口から活用方法をわかりやすく解説します。

この記事でわかること
- インバウンド実務主任者とは?
- どんな業界で評価される資格?
- 転職・副業・観光業での具体的な活かし方
「資格は取ったけど、どう活かせばいいのか分からない…」という方も、ぜひ参考にしてください!
インバウンド実務主任者とは?観光ニーズにマッチした注目資格
インバウンド実務主任者は、訪日外国人観光客への接遇・案内・文化理解など、インバウンド対応に必要な知識と実務スキルを体系的に学べる資格です。
観光庁の発表でも、今後の成長分野として「インバウンド人材の育成」が掲げられており、業界全体としても注目度が高い資格です。
とくに以下のような方におすすめです:
試験は全国のテストセンターで受けることができるほか、パソコンとインターネット環境があれば自宅で受験できる「IBT方式(インターネット試験)」にも対応しています。
試験時間は120分で、マークシート方式による選択式。
受験資格に制限はなく、どなたでもチャレンジ可能です。費用は11,000円(税込)で、公式テキストを使った独学や、動画講義つきの通信講座など、学習スタイルも選べるのが特長です。

もっとくわしく
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インバウンド実務主任者資格とは?資格のメリットから試験内容、合格のコツ!
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インバウンド実務主任者のキャリア活用法
ここからはキャリアの活用術を紹介します。
インバウンド実務主任者のキャリア活用術とは?
- 転職に強くなる|インバウンド対応人材としての強み
- 副業で稼ぐ|柔軟に収入につなげるスキル
- 資格で広げる|ダブルライセンスでキャリアアップ
順番にくわしく解説していきます。
1. 転職に強くなる|インバウンド対応人材としての強み
インバウンド実務主任者資格は、外国人対応が求められる業界での転職に強みを発揮します。
2024年には訪日外国人が過去最高の約3,687万人を記録し、インバウンド市場は8.1兆円に拡大。
コロナ禍からの急回復を背景に、観光人材のニーズが急増しています。
特に、以下のような業界で高く評価されています。
インバウンド実務主任者を活かせる仕事
- ホテル・旅館・観光施設
- 旅行会社・ツアーオペレーター
- 商業施設・免税店・空港関連業
- 地方自治体の観光関連業務
2024年には訪日外国人が約3,687万人、インバウンド市場は8.1兆円に達し、観光人材のニーズが急増。
文化理解や接遇スキルのある人材は、即戦力として注目されています。
資格取得によって「インバウンド対応ができる人材」であることを明確に示せるのが大きな強みです。


実際に転職を考え始めた方は、インバウンド対応の求人を扱う転職エージェントを活用して、情報収集を始めてみましょう。
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2. 副業で稼ぐ|柔軟に収入につなげるスキル
インバウンド対応に強いという特徴を活かし、副業としても活用できます。
特に人気なのが、以下のような副業です。
インバウンド実務主任者を活かせる副業
- 通訳ガイド・観光アテンド(ロコタビなどのマッチングサービス)
- 外国人向けツアーの企画・サポート
- 旅行系・地域紹介メディアへのライター業
実務経験がなくても、副業ベースでインバウンド対応スキルを試せるのが大きなメリットです。
例えば「ロコタビ」などのサービスでは、自分の知識や土地勘を活かして収入につなげることも可能。


あなたの経験は、これから資格を目指す人にとって貴重な情報。ブログに残せば、副業収入にもつながる立派な資産になります。
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3. 資格で広げる|ダブルライセンスでキャリアアップ
インバウンド実務主任者は、他の観光・不動産・語学系資格と相性が良く、ダブルライセンスでの活用が非常におすすめです。
インバウンド実務主任者の次にとる資格
- 全国通訳案内士:訪日客向けツアーガイドの国家資格
- 総合旅行業務取扱管理者
- 国内旅行業務取扱管理者
- 語学系の資格
とくに「国内旅行業務取扱管理者」、「総合旅行業務取扱管理者」は、旅行会社に必要な国家資格。
業務の幅が広がるだけでなく、収入アップにもつながります。
また語学系のスキルは実際に、旅行客相手に使うことで経験を積むこともできます


インバウンド対応は今まさに「旬」ですが、将来的に需要が変動することもあります。
そんな時に、国内・海外どちらの旅行にも対応できるスキルがあれば、景気やトレンドに左右されにくい柔軟なキャリア設計が可能になります。
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リアル合格体験記|インバウンド業務主任者のおすすめ勉強法と試験対策
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筆者の体験談|インバウンド資格が広げてくれたキャリアの可能性
筆者はかつて海外在住中に「国内旅行業務取扱管理者」資格を取得し、帰国後に「インバウンド実務主任者」と「総合旅行業務取扱管理者」にもチャレンジしました。
現場では「総合旅行業務取扱管理者」の肩書きがあると、業界内で信頼されやすく、名刺に記載するだけでも一目置かれる存在になります。
一方で、「インバウンド実務主任者」はまだ知名度がそれほど高くないため、「その資格、面白いですね!どうやって取るんですか?」と話題になることもしばしば。
むしろこのギャップが、自己紹介や面接の場面での強力なアピールポイントになります。
さらに、この資格を持っていることで、観光だけでなく、IT企業の訪日対応部署・地方自治体の観光プロジェクト・移住相談など、さまざまな業界からの関心を得る機会も増えました。
インバウンドは「旅行業」だけにとどまらず、「インバウンド × ○○」という形で、あなたの得意分野と掛け合わせることで無限の可能性を持っています。
たとえば…
- インバウンド × ライティング → 地域特化メディアへの寄稿や観光ブログ運営
- インバウンド × 不動産 → 外国人向けの賃貸・売買サポート
- インバウンド × IT → 外国人向けサービスの企画・翻訳・導線設計
「語学は得意じゃないけど、人とのコミュニケーションが好き」「現場で働くより、情報を発信したい」など、どんなタイプでも活かし方は必ず見つかります。

まとめ|この記事を読んだあなたがやること
インバウンド実務主任者の資格は、観光業界だけでなく、転職・副業・スキルアップと幅広く活かせる可能性を持った資格です。
資格を取っただけで終わりではなく、「どう活かすか」が何よりも大切。
今まさに成長市場の中で、自分のキャリアをどう築いていくかを考えるチャンスです。
まずはあなたがどの方向に活かしたいのか、整理してみましょう。
次の一歩を踏み出すために
- 転職に活かしたい → インバウンド対応の求人情報を集めてみよう
- 副業で試したい → 自分の得意分野を副業にできないか考えてみよう
- キャリアの幅を広げたい → 相性の良い資格との組み合わせを検討してみよう


あなたのキャリアに、インバウンドという新しい軸を加えてみませんか?