語学習得は、個人のキャリアを大きく広げる鍵です。
しかし、語学力を活かしてさらに市場価値を高めるためには、関連する資格を取得することが重要です。
その一つとして、「国際秘書検定(CBS: Certified Bilingual Secretary)」があります。
この記事では、国際秘書検定の概要、取得のメリット、試験の種類と内容、合格率や合格者数、そして資格取得後のキャリアアップについて詳しく解説します。
この記事を書いてる人
✔海外在住20年以上
✔上海で旅行会社経営
✔海外在住中に宅建など資格取得
✔現在は日本で不動産業を兼務
✔日本帰国2年で4つの国家試験に合格
国際秘書検定とは?
国際秘書検定(CBS)は、二か国語以上を駆使して秘書業務を遂行する能力を認定する資格です。
この資格は、国際的なビジネスシーンで活躍するための強力な武器となります。
1979年に初めて実施されたCBS検定試験は、バイリンガルで仕事をするオフィスプロの実力を証明する資格として広く認められています 。
企業活動がグローバルに展開される今日、英語と正しい日本語の知識と応用力を備えたバイリンガルスタッフはますます必要とされています。
CBSは経営サポートスタッフに必要な英語と日本語の実力を問う唯一の検定試験です。
CBS検定試験は、英語と日本語をコミュニケーションの手段として使いこなし、実務処理能力、人間性ともに優れたオフィスプロの育成を目的としています。
国際秘書検定のメリット
国際的なキャリアの広がり
国際秘書検定を取得することで、グローバル企業や外資系企業での就職・転職が有利になります。
ビジネスの場で即戦力となることが証明されるため、採用担当者に強い印象を与えることができます。
語学力の証明
この資格は、単なる語学力の証明にとどまらず、ビジネスにおいて実際に使用できるスキルを持っていることを示します。
語学力と実務能力を兼ね備えた人材として評価されます。
専門知識の習得
試験では、ビジネスマナー、文書作成、会議運営など、秘書としての専門知識が問われます。
これらのスキルを体系的に学ぶことで、業務の幅が広がり、効率的に仕事を進めることができます。
試験の種類と内容
国際秘書検定には、主にプライマリー試験とファイナル試験の2種類があります。それぞれの試験内容と特徴について説明します。
プライマリー試験
- 試験内容: ファイナル試験は、ビジネスシーンでの高度な語学力、複雑な秘書業務の実務スキル、会議運営やビジネスマナーの高度な知識が問われます。受験資格は準CBS資格取得者であることが必要です。
- 受験者数: 毎年約1,000人
- 合格率: 約70%
- 合格者数: 約700人
ファイナル試験
- 試験内容: ビジネスシーンでの高度な語学力、複雑な秘書業務の実務スキル、会議運営やビジネスマナーの高度な知識が問われます。
- 受験者数: 毎年約500人
- 合格率: 約50%
- 合格者数: 約250人
資格取得後のキャリアアップ
国際秘書検定を取得すると、キャリアアップの可能性が大きく広がります。以下は、資格取得後の具体的なキャリアアップの例です。
外資系企業での秘書職
外資系企業では、国際的なビジネスシーンでの実務スキルと語学力を持つ秘書が求められています。
国際秘書検定を取得することで、これらの企業での秘書職に就くチャンスが増えます。
国際的なビジネスコンサルタント
ビジネスの知識と語学力を活かして、国際的なビジネスコンサルタントとして活躍することも可能です。
多国籍企業の業務改善やプロジェクト管理など、幅広い分野でのコンサルティングが求められます。
人事・総務部門でのキャリアアップ
国際秘書検定を取得することで、人事や総務部門でのキャリアアップも期待できます。
特に、海外拠点の管理や国際的な人材管理に関する業務を担当するポジションでの活躍が見込まれます。
まとめ
国際秘書検定(CBS)は、語学力を活かして国際的なキャリアを築きたいと考える方にとって非常に有益な資格です。
ビジネスの場で即戦力となる実務スキルを証明できるため、キャリアの幅を広げ、競争力を高めることができます。
資格取得に向けて、しっかりと準備を進めていきましょう。
以上が国際秘書検定の紹介記事です。この資格を取得することで、あなたのキャリアはさらに広がり、多くの可能性が開かれることでしょう。