
私は約20年間、海外で生活しながら国家資格の取得に挑戦してきました。
そして帰国後、FP2級試験に一発合格することができました。
この記事では、そんな私の体験談をもとに、
- どんな教材を使ったか
- どんな勉強スケジュールだったか
- 実際の試験で感じた難しさや注意点
など、リアルな合格までの道のりを具体的に紹介します。
この記事でわかること
- FP2級に合格するための効率的な勉強方法
- 使ってよかった教材・活用法
- 試験直前・当日の対策ポイント
- 海外在住でも資格取得を目指せたコツ
これからFP2級を目指す方へ、少しでも参考になれば嬉しいです!
筆者がFP2級受験を目指した理由
私は2001年から約22年間、中国・上海で旅行会社を経営していました。
海外生活の中で宅建士試験に挑戦し、一発合格を達成したことで、「資格を取る力」を実感。
さらに、コロナ禍で将来を見据える中で、日本の社会保障や税金について本格的に学びたいと思うようになりました。
海外生活での不安
海外生活を終えて日本に帰った後、年金・保険・税金・資産運用など、暮らしに直結する知識が圧倒的に不足しているとことは常に痛感していました。
「もしこのまま何も知らなかったら、将来本当に困るかもしれない」──そんな危機感から、生活に役立つ実践的な知識を身につけたいと思うようになったのです。
そんなときに出会ったのがファイナンシャルプランナー資格(FP)でした。
FPについて詳しく
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FP試験とは?|試験概要・試験範囲・合格率・勉強時間を詳しく紹介!
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そうして、海外にいながらAFP認定研修を修了。
2024年5月、日本でFP2級に一発合格することができました。
私のFP2級合格までの勉強スケジュール
ここからは、FP2級に合格するまでに私が実践した勉強スケジュールを、順番にご紹介します。
① AFP認定研修の受講(海外からオンライン受講)
コロナ禍で日本に帰国できなかった私は、2020年にフォーサイトのAFP認定研修をオンラインで受講しました。
AFP認定研修が良かったポイント
- PDFテキストとダウンロード講義で、海外からでも学習OK
- 好きな時間に自分のペースで進められた
- 修了するとFP3級合格と同等の資格が得られる
この研修を終えたことで、本帰国に備えて、あらかじめ受験資格を取得できました。
AFP認定研修について詳しく
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AFP認定研修(基本課程)|FP3級をスキップ!で2級受験資格を得る方法
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②試験2カ月前から 基礎知識のインプット
FP2級は、2024年5月末に受験予定でした。
日本へ帰国して1年余りでバタバタしていたので、本格的な勉強は、帰国後の2024年3月末からスタート。
ポイント
試験の約2カ月前ですが、短期間でも間に合ったのはAFP認定研修で基礎ができていたからです。
まずは市販の最新参考書を購入して、全体の基礎知識をざっと復習しました。
ただし、FPの試験範囲は非常に広いため、参考書だけでは飽きやすくなると実感…。
そこで、通信講座のフォーサイトの講義動画をつかって学習しました。
フォーサイトのメリットは?
- 難しいテーマ(例:税金や年金制度)を視覚的に理解しやすい
- 勉強のモチベーションを保ちやすい
- スキマ時間にも効率よく学べる
勉強時間は、朝1時間+夜1時間=1日2時間ペースをキープ。

③ 過去問演習で実践力を鍛える
4月中頃からは、過去問演習を中心に切り替えました。
過去問を繰り返し解くことで、
- 出題傾向がつかめる
- 学科試験と実技試験の違いを体感できる
- 知識を「使える形」に変えられる
という効果を実感。
特に実技試験では、計算問題に慣れることがとても重要です。
一度や二度問題を解いただけでは手順を覚えきれないため、何度も繰り返して手を動かす練習を心がけました。
最初は正答率が低くても気にせず、間違えた問題を解説で理解 → 再挑戦を繰り返して、徐々に自信をつけました。
過去問演習のコツ
- 最初から満点を目指さない
- 間違えた理由をきちんと確認する
- 同じ問題を最低3回は解き直す


しかし、基礎がしっかりできていたおかげで、得点できる問題でカバーできたのが合格につながりました。
2024年5月26日|FP2級試験当日
FP2級試験は現在CBT方式ですが、私が受験した際はペーパー試験でした。
試験会場へ向かう電車の中でも講義動画を耳学し、直前まで知識を確認しました。
学科試験は手ごたえを感じたものの、実技試験では計算問題につまずき、最後は時間が足りなくなりました。
特に、複雑な税金の計算やキャッシュフロー表の作成に手間取り、焦りが生じました。


試験結果
FP2級の試験結果は、学科試験と実技試験ともに「合格」でした!
点数は公式発表されませんが、自己採点で以下のとおりでした。
自己採点の結果
- 学科試験:60問中46問正解
- 実技試験:100点中73点


忙しくても合格できた!私の3つの秘訣
ここからは、仕事や家庭で忙しい中でもFP2級に一発合格できた、私なりの工夫を3つ紹介します。
合格のために意識した3つのこと
- AFP認定研修の知識をフル活用
- 他の資格との相乗効果
- スキマ時間を徹底活用
それでは、順番に解説していきます。
1. AFP認定研修の知識をフル活用
私がFP2級の勉強をスムーズに進められた大きな理由は、フォーサイトのAFP認定研修で基礎力を固めていたことです。
AFP認定研修のここが効いた!
- 体系的に基礎知識が整理できた
- 提案書作成の練習で、実技試験の計算問題にも強くなれた
- 受講後すぐにFP2級に挑戦できる(3級飛ばしOK)
特に提案書作成の経験は、FP2級の実技試験対策に直結。
実践的なアウトプット力を早い段階で養えたのは大きなアドバンテージでした。


2. 他の資格との相乗効果
また、私の場合は宅建士を先に取得していたため、不動産や相続の分野で大きなアドバンテージがありました。
例えば、借地借家法や登記関連の知識は、FPの学科試験でもスムーズに活かすことができました。


逆にFPの知識も宅建で使えるので、FP合格後に宅建を目指してスキルアップはおすすめです。
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3. スキマ時間を徹底活用
忙しい日常の中でも、スキマ時間を徹底的に使うことを意識しました。
スキマ時間活用術
- 通勤中に講義動画を耳学習
- 家事の合間に重要ポイントをサクッと復習
- ウォーキング中にYouTube講義をリスニング
フォーサイトのダウンロード講義はオフラインでも使えるので、どこでも勉強できたのが本当に助かりました。


まとめ:FP2級挑戦の振り返り
FP2級の受験は、AFP認定研修から始まり、効率的な学習方法を取り入れることで、一発合格という結果を出すことができました。
特に、宅建の知識を活用した「不動産」や「相続」分野でのアドバンテージ、隙間時間を使った耳学習、問題集の繰り返しなど、実際に試して効果のあった方法をお伝えしました。
試験直前や当日の取り組みも含め、これからFP2級を目指す方の参考になれば幸いです。
FP2級は、広範囲の知識を問われますが、基礎を固めて継続的に学習すれば、誰でも合格を目指せる試験です。
ぜひ、この記事を参考に合格を勝ち取ってください!