
そんな疑問を持つ方に向けて、この記事では実際に3カ月でFP2級に一発合格した筆者の体験談をもとに、
・どんな教材を使ったか
・どんな勉強スケジュールだったか
・実際の試験で感じた難しさや注意点
など、リアルな合格までの道のりを具体的に紹介します。

この記事を読めば、FP2級に合格するための効率的な勉強法や、使ってよかった教材の活用法、試験直前・当日の対策までが具体的にわかります。
どこから手をつければいいか迷っている方にも、合格までの道のりがイメージしやすくなるはず。
これからFP2級を目指す方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです!
筆者がFP2級受験を目指した理由
私がFP2級の勉強を始めたきっかけは、「お金についてもっと深く学びたい」という思いからでした。

そんな中、将来日本に戻ることを見据えたとき、年金・保険・税金・資産運用といった“日本での暮らしに必要なお金の知識”への不安がどんどん大きくなっていきました。
転機となったのは、宅建試験に合格した経験です。
「資格の勉強は、将来に向けた備えになる」――この実感が、自分の背中を押してくれました。
そして2023年、約20年続いた海外生活に区切りをつけて日本へ帰国。
帰国後2年目、まだ仕事もプライベートもバタバタしている中でしたが、「今しかない」と思い、FP2級の勉強をスタート。無事、合格することができました。
きっかけは“お金の不安”でしたが、試験を通して得た知識と自信は、これからの人生にとって確かな土台になったと感じています。
FP3級はスキップ!AFP認定研修を活用
FP2級を受けるには、通常はFP3級の合格が必要です。
しかし筆者は、フォーサイトの通信講座に含まれる「AFP認定研修」を修了することで、FP3級を受けずにFP2級の受験資格を得る方法を選びました。
この研修は、自宅で完結でき、海外在住でも受講が可能。
筆者も当時は中国在住中に受講をスタートし、課題の提案書を提出して、無事、認定に終了しました。

AFP認定研修について詳しく
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AFP認定研修(基本課程)|FP3級をスキップ!で2級受験資格を得る方法
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私のFP2級合格までの勉強スケジュール

試験3カ月前、まずは基礎知識のインプット
FP2級は2024年5月末に受験予定でした。
日本へ帰国して1年余りで、まだ生活も落ち着かない中、本格的な勉強を始めたのは2024年2月末。
ちょうど試験の3カ月前からのスタートでした。

ただ、実際に学び始めてみると、FPの試験範囲はとにかく広く、参考書だけでは飽きやすく、集中力も続かないというのが正直なところでした。
そこで活用したのが、フォーサイトの通信講座です。講義動画を視聴することで、難解なテーマも視覚的に理解しやすくなり、何より勉強のモチベーションが保ちやすくなりました。
動画はスマホでも見られるため、ちょっとしたスキマ時間にも学習できるのが大きなメリットでした。
勉強時間は、朝1時間+夜1時間のペースで1日合計2時間を目安にコツコツ進めました。
加えて、通勤中の車内や昼休みなど、隙間時間も積極的に活用して、無理なく習慣化していきました。
試験2~1ヵ月前、過去問演習で実践力を鍛える
3月末からは、過去問演習を中心に学習を切り替えました。
参考書や講義動画での知識を、実際の問題で「使える形」にするステップです。
過去問を繰り返し解くことで、出題傾向がつかめるようになり、学科試験と実技試験の違いにも少しずつ慣れてきました。

最初のうちは正答率も低く、解くのに時間もかかっていましたが、間違えた問題を解説でしっかり理解し、何度も解き直すことで少しずつ力がついていくのを実感できました。
実技の計算問題では、数式や解法を理解するだけでなく、「時間内に解き切るスピード感」も大切です。
試験直前の5月は、過去問を時間を計って解く練習に集中。手順を繰り返して身体で覚えるよう意識しました。
それでも本番の実技試験では、計算問題で手間取り、時間がギリギリになってしまいました。
特にキャッシュフロー表の作成や税金関連の計算で焦りが出た場面もありました。
ただ基礎をしっかり固めていたおかげで、確実に得点できる問題でリカバリーでき、結果的に合格につながりました。
2024年5月26日|FP2級試験当日
FP2級試験は現在CBT方式ですが、私が受験した際はペーパー試験でした。
試験会場へ向かう電車の中でも講義動画を耳学し、直前まで知識を確認しました。
学科試験は手ごたえを感じたものの、実技試験では計算問題につまずき、最後は時間が足りなくなりました。
特に、複雑な税金の計算やキャッシュフロー表の作成に手間取り、焦りが生じました。


もう少し反復練習をしておけば…と、試験中に後悔したものです。
それでも、しっかり準備してきた基礎力があったおかげで、得点できる問題を確実に拾うことができ、無事に合格につながりました。
試験結果
FP2級の試験結果は、学科試験と実技試験ともに「合格」でした!
点数は公式発表されませんが、自己採点で以下のとおりでした。
自己採点の結果
- 学科試験:60問中46問正解
- 実技試験:100点中73点


忙しくても合格できた!私の3つの秘訣
ここからは、仕事や家庭で忙しい中でもFP2級に一発合格できた、私なりの工夫を3つ紹介します。
合格のために意識した3つのこと
- AFP認定研修の知識をフル活用
- 他の資格との相乗効果
- スキマ時間を徹底活用
それでは、順番に解説していきます。
1. AFP認定研修の知識をフル活用
私がFP2級の勉強をスムーズに進められた大きな理由は、フォーサイトのAFP認定研修で基礎力を固めていたことです。
AFP認定研修のここが効いた!
- 体系的に基礎知識が整理できた
- 提案書作成の練習で、実技試験の計算問題にも強くなれた
- 受講後すぐにFP2級に挑戦できる(3級飛ばしOK)
特に提案書作成の経験は、FP2級の実技試験対策に直結。
実践的なアウトプット力を早い段階で養えたのは大きなアドバンテージでした。


2. 他の資格との相乗効果
また、私の場合は宅建士を先に取得していたため、不動産や相続の分野で大きなアドバンテージがありました。
例えば、借地借家法や登記関連の知識は、FPの学科試験でもスムーズに活かすことができました。


逆にFPの知識も宅建で使えるので、FP合格後に宅建を目指してスキルアップはおすすめです。
FP取得後におすすめの資格!
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3. スキマ時間を徹底活用
忙しい日常の中でも、スキマ時間を徹底的に使うことを意識しました。
スキマ時間活用術
- 通勤中に講義動画を耳学習
- 家事の合間に重要ポイントをサクッと復習
- ウォーキング中にYouTube講義をリスニング
フォーサイトのダウンロード講義はオフラインでも使えるので、どこでも勉強できたのが本当に助かりました。


まとめ:FP2級挑戦の振り返り
FP2級の受験は、AFP認定研修から始まり、効率的な学習方法を取り入れることで、一発合格という結果を出すことができました。
特に、宅建の知識を活用した「不動産」や「相続」分野でのアドバンテージ、隙間時間を使った耳学習、問題集の繰り返しなど、実際に試して効果のあった方法をお伝えしました。
試験直前や当日の取り組みも含め、これからFP2級を目指す方の参考になれば幸いです。
FP2級は、広範囲の知識を問われますが、基礎を固めて継続的に学習すれば、誰でも合格を目指せる試験です。
ぜひ、この記事を参考に合格を勝ち取ってください!