
2024年、訪日外国人旅行者数は約3,686万人と過去最高を記録しました。
コロナ禍を経て、急速に復活したインバウンド市場は、今や旅行・観光業界にとって欠かせない存在です。
そんな中、訪日客のニーズや文化対応などを体系的に学べる「インバウンド実務主任者」資格が、業界内で注目を集めています。

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この記事では、インバウンド実務主任者資格のメリット、取得に向けたポイント、そしておすすめの「SMART講座」での学習方法について詳しく解説していきます。
インバウンド実務主任者試験とは?
日本を訪れる外国人観光客の増加に伴い、観光業界では「インバウンド対応」がますます重要視されています。
その中で、インバウンド業務の専門知識と実践力を認定するのが「インバウンド実務主任者試験」です。
インバウンドの現状と今後の動向、インバウンドビジネスの実際と対策、インバウンドの集客、訪日外国人の理解と対応、ニューツーリズムや、新しい観光まちづくり、国内旅行、アフターコロナのインバウンドなどについての知識を学び、実践力を認定する試験
つまり、インバウンド実務主任者とは、訪日外国人観光客対応のプロフェッショナルの証明。
観光業界でのキャリアアップを目指す方に最適な資格です。

筆者の合格体験は以下の記事で紹介しています。
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インバウンド実務主任者の取得メリット
インバウンド実務主任者の資格を取得することで、以下のような実践的なメリットがあります。
インバウンド実務主任者の取得メリット
- インバウンド対応に必要な知識を体系的に学べる。
- 就職・転職時に「外国人対応のスキル」としてアピールできる。
- 名刺や履歴書に肩書きを記載でき、信頼につながる。
- 試験勉強を通して現場で使える実践力が身につく。
- 民間資格だが、将来的に国家資格化の可能性もある。
現在、インバウンド関連の仕事は旅行業だけでなく、ショッピングモール・レストラン・観光案内所・自治体の観光課・病院・交通機関など多岐にわたります。
訪日外国人が日常にあふれる今、「外国人への接客・対応」はあらゆる業種で求められています。


また、この資格は現在は民間資格ですが、賃貸不動産経営管理士のように、今後ニーズが高まれば国家資格化される可能性もあります。
訪日外国人の増加に伴い、インバウンド対応の専門人材への期待はますます高まっているため、今のうちに取得しておくことで先行者メリットを得られるチャンスです。
ぜひ、このチャンスを活かしてスキルアップ・キャリアアップを目指しましょう!

インバウンド実務主任者の試験内容
インバウンド実務主任者の試験は、以下のとおり。(2025年現在)
試験の概要
- 試験形態:マークシート方式
- 試験時間:120分
- 受験料: 11,000円
- 問題数と合計点:87問 合計点 90点
試験内容は13の課題に分かれており、それぞれインバウンドの現状からビジネス、訪日外国人への対応まで、幅広い知識が求められます。
課題番号 | 課題名 |
---|---|
第1課題 | 観光総論 |
第2課題 | インバウンド総論 |
第3課題 | インバウンドの現状と動向 |
第4課題 | インバウンドと消費 |
第5課題 | インバウンドとビジネス |
第6課題 | インバウンドとニューツーリズム |
第7課題 | 訪日外国人の理解 |
第8課題 | 訪日外国人への対応 |
第9課題 | インバウンドの集客 |
第10課題 | インバウンドとテーマ別観光まちづくり |
第11課題 | 国内旅行 |
第12課題 | アフターコロナのインバウンド |
第13課題 | テーマ別選択問題 |
テーマ別選択問題では、外国語の選択肢があり、長文読解が含まれるため、試験時間内に解答するにはスピードが求められます。


SMART講座の精選問題で練習することで、スピード感もつかめ、落ち着いて対応できるようになります。

インバウンド実務主任者試験の合格点と合格率
インバウンド実務主任者試験の合格点は明記されており、90点満点中72点(80%以上)です。
高い正答率が求められるため、幅広い知識と確実な理解が必要です。
一方、合格率は公式には発表されていません。ただし、試験の難易度や出題内容を考えると、しっかりとした対策が必要です。
合格発表は試験後約1ヵ月後に公式ページで行われます。受験後は公式サイトをこまめにチェックしましょう。


試験内容は広範囲なので、SMART講座できちんと対策しましょう!

インバウンド実務主任者試験の裏技
インバウンド実務主任者の試験では、第13課題のテーマ別選択問題で、以下の科目から選択することができます。
英語、中国語、韓国語はそれぞれ英検準2級レベルがあれば、満点を取れると思います。
さらに、英語、中国語、韓国語、ドイツ語など10言語の資格所有者は、外国語検定取得者加点制度があり、総合点に6点が加算されます。
この加点制度は、語学取得者にとって非常に有利な要素となります。


筆者は得意な中国語を選択しましたが、おかげで満点を取れました。
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SMART合格講座での申し込みと勉強
インバウンド実務主任者試験の勉強には、SMART合格講座を活用するのがおすすめです。
この講座は、試験を実施している「一般財団法人 全日本情報学習振興協会」が直接提供している通信講座です。
そのため、インバウンド主任者合格を目指すうえで、もっとも近道になる講座といえます。
SMART合格講座の内容
- SMARTビデオ動画(講義)
- SMART答練(確認テスト)
- SMART模試
- +2,530円の「公式テキスト」を無料贈呈
さらに、受験料を同時に申し込むと3,300円割引が適用され、トータル費用も抑えられます。
SMART合格講座 | 17,600円(税込) |
受験料 | 11,000円(税込) |
セット申込価格 | 25,300円(税込) ※3,300円お得! |

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筆者の体験とアドバイス
筆者は2024年3月にインバウンド実務主任者試験を受験し、一発合格しました。
試験準備は約2か月前からスタートし、SMART講座を活用して1日約1時間の勉強を継続。合計勉強時間は約60時間でした。
公式テキストは2回じっくり読み込み、動画講義も一通り視聴した後、精選過去問に取り組みました。
間違えた課題については倍速機能を活用し、繰り返し復習することで知識を定着させました。
また、この試験は加点制度や語学選択問題があるため、語学資格を持っている人には非常に有利です。
筆者も中国語を選択し、満点を取ることができました。


インバウンドに興味がある人にとっては、内容そのものが実践的で面白く、「受けてよかった」と思える資格です。
単なる試験対策にとどまらず、外国人対応や観光まちづくりなど、現場で役立つ知識がしっかり身につく点も魅力です。
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まとめ
インバウンド実務主任者資格は、観光業界でのキャリアアップや顧客満足度の向上に直結する、非常に有益な資格です。
試験対策では、公式テキストや動画講義を活用し、重点的に学習を進めることが重要です。
また、語学スキルを活かした加点制度を活用すれば、合格への道がさらに広がります。
SMART講座を活用すれば、効率的に学習を進めることができ、試験に必要な知識を体系的に身につけられます。
この資格を取得し、日本の観光業界で活躍する一歩を踏み出しましょう。皆さんの成功を心からお祈りしています!