
インバウンド業務主任者は、観光業や地域活性に関わる人にとって注目の資格。
ただし、受験者数はまだ少なく「どうやって勉強したらいいの?」と感じる方も多いのではないでしょうか。
筆者は2024年にSMART合格講座を申し込み、一発合格しました。

この記事では、インバウンド業務主任者を短期集中で合格した私の体験をもとに、効率的な学習法・当日の様子・語学選択のコツまで、実践的に紹介しています。
筆者のインバウンド実務主任者・受験体験記
早速、私が受験体験談を順番に紹介します。
「そもそもインバウン実務主任者ってなに?」という方は以下の記事にくわしく解説しています。
インバウンド実務主任者について詳しく
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インバウンド実務主任者資格とは?資格のメリットから試験内容、合格のコツ!
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SMART合格講座を申し込む
2024年の目標に「インバウンド業務主任者の合格」を掲げていた私は、1月3日にSMART合格講座を申し込みました。
この講座は、試験を実施している「一般財団法人 全日本情報学習振興協会」が直接提供している通信講座です。
そのため、インバウンド主任者合格を目指すうえで、もっとも近道になる講座といえます。
申し込み後すぐにマイページが開設され、動画講義をその日からスタートできます。
SMART合格講座の内容
- インバウンド実務主任者・公式テキスト
- SMARTビデオ動画(講義)
- SMART答練(確認テスト)
さらに、受験料を同時に申し込むと3,300円割引が適用され、トータル費用も抑えられます。
SMART合格講座 | 17,600円(税込) |
受験料 | 11,000円(税込) |
セット申込価格 | 25,300円(税込) ※3,300円お得! |

SMART講座についてさらに詳しく
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インバウンド実務主任者|SMART講座の申し込み方法とメリット
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【試験2カ月前】:テキスト+動画で基礎固め
出題内容は基本的に「公式テキスト+SMART動画」から構成されているため、この2つを軸にインプットを進めました。
まずテキストは少なくとも2周は精読しましょう。
1周目では理解しにくかった部分も、2周目で「なるほど」と整理されていく感覚があります。
SMARTビデオ動画では、試験に出やすいポイントを講師がわかりやすく解説してくれます。

動画は1チャプター20分以内、倍速再生も可能。
一通り視聴したあとは、通勤中や家事の合間に「耳学」でスキマ時間を活用しました。
特に苦手なパートは何度も聞き、用語や数字が頭に入るよう工夫しました。
▽▽▽耳学におすすめの「耳を塞がない」イヤホン▽▽▽
【試験1カ月前】:アウトプットで実践力を養う
インプットが一通り終わったら、いよいよアウトプットの段階です。
SMART答練(確認テスト)を使って、自分の理解度をチェック。
間違えた問題や曖昧な知識は、すぐに公式テキストや動画に戻って復習するスタイルで進めました。
インプット→アウトプット→インプット→アウトプットを繰り返すことで、知識がしっかり定着していきます。
また、日々の生活でも「インバウンドの視点」を意識してみることで、自然と学びにつながりました。
インバウンド視点で意識したこと
- インバウンド関連のニュースを見たらチェック
- 外国人に人気の観光地や温泉地はどんな場所か、画像や動画で確認
- 外国人旅行者の受け入れに成功した自治体(例:ニセコ)を調べて、取り組みを参考に

【当日】インバウンド実務主任者試験
試験当日(2024年3月17日)は、焦らず落ち着いて臨むために1時間前には会場に到着。
電車の中では、これまでに間違えた問題や苦手だったテーマをピンポイントで確認し、最後の調整を行いました。
私が受験した会場では、同日に「個人情報保護士」や「マイナンバー実務検定」も実施されており、試験時間が異なるため途中退出者が多く、集中力を維持するのが少し大変でした。
現在、インバウンド実務主任者試験は全国会場での受験に加え、CBT(全国テストセンター)やオンライン受験も選択可能です。

試験結果と勉強時間の目安
結果は無事合格。
試験は90点満点中72点以上(80%)が合格ラインで、私は74点でした。
勉強時間は、1日1時間ペースで約2カ月間。
トータル約60時間で合格にたどり着くことができました。

旅行業未経験の方は、80~100時間を目安に計画的に取り組むと安心です。
合格率は公表されていませんが、試験範囲は広く、実務的な内容も多いため、しっかりと対策をして挑むことをおすすめします。
得点差がつく!第13課題と語学加点の攻略法
ここでは、合格のカギを握る第13課題と語学加点について解説します。
第13課題の対策:テーマ別選択問題に備える
試験最後の「第13課題」では、以下の6つのテーマから1つを選んで解答します。
語学力のある方は、該当言語を選べば得点源になります。
私は中国語を選び、3問中3問正解(6点満点)を獲得できました。

語学以外のテーマ(法律・時事・ウェブプロモーション)はSMART合格講座に対応していないため、独学での対策が必須です。
どれを選ぶか迷う方には、「ウェブプロモーション」が比較的やさしく、直感で解ける設問も多いためおすすめです。
外国語検定による加点制度も忘れずに!
さらに、語学力を証明する資格を持っていれば、加点申請により最大6点が上乗せされます。
加点対象資格の一例(抜粋)
- 英語:TOEIC600点以上/英検2級以上 など
- 中国語:中国語検定3級以上/HSK3級以上
- 韓国語:TOPIK3級以上/ハングル検定3級以上
- その他:フランス語・スペイン語・ドイツ語・イタリア語・タイ語・インドネシア語など
申請は、合格証やスコアの写しを提出するだけなので簡単です。
第13課題と合わせると、最大12点分が語学力でカバーできるため、該当する方は必ず活用しましょう。
インバウンド実務主任者のリアル体験のまとめ
この記事では、私の体験談を交えながら、試験合格までの具体的な学習方法やポイントをお伝えしました。
3ステップで試験合格を目指そう!
- 試験準備をスタートする
「SMART合格講座」を申し込んで、公式テキストを活用しながら基礎を固めましょう。 - インプット→アウトプットを繰り返す
公式テキストと講義動画を繰り返しましょう。動画は一度頭に入ったら「耳学」もおすすめ。 - 得意分野を活かして第13課題に挑む
自分の強みを活かせるテーマを選んで準備を進めることで、合格に近づくことができます。
この記事の内容を参考に、自分に合った学習方法で一歩ずつ進んでいきましょう。
インバウンド業務主任者試験は決して簡単ではありませんが、計画的に取り組むことで確実に合格を目指せます。
あなたの挑戦を心から応援しています!試験合格のその先に、さらなるキャリアアップが待っています。
インバウンド実務主任者に合格した人はこちら
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