管理業務主任者(以下、管業)は、マンション管理業務において重要な国家資格の一つです。
しかし、海外に住んでいる場合でも受験が可能なのか、疑問に思う方もいるのではないでしょうか。
本記事では、海外在住者が管業試験に申し込む方法や、試験当日までの流れについて詳しく解説します。
この記事は海外在住者だけでなく、管理業務主任者を目指す全ての方に役立つ内容です。ぜひご覧ください。
この記事を書いてる人
✔海外在住20年以上
✔上海で旅行会社経営
✔海外在住中に宅建など資格取得
✔現在は日本で不動産業を兼務
✔日本帰国2年で4つの国家試験に合格
管理業務主任者とは?
管理業務主任者(管業)は、マンション管理に必要な専門知識を証明する国家資格です。
この資格を取得すると、マンション管理会社において重要な業務を担当できるほか、キャリアアップや収入向上のチャンスも広がります。
資格の詳細や試験内容については、こちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
海外から管業試験を受験できるのか?
結論から言うと、管業試験は海外から申し込みが可能です。
ただし、試験当日は日本国内の試験会場に行く必要があります。
海外在住者でも合格を目指せるよう、申し込みから試験当日までの具体的な手順を以下で説明します。
管理業務主任者試験の申し込み方法
管業試験の申し込みは、以下の手順で進めます。
海外からでも申し込みは可能ですが、いくつか注意点がありますので、ぜひ参考にしてください。
1.試験申し込み期間を確認する
管業試験は例年12月第1週の日曜日に実施されます。
申し込み期間は、8月から9月頃が一般的です。
試験要領は毎年7月上旬に、一般社団法人マンション管理業協会から公式に発表されるので、スケジュールを確認しましょう。
公式ページ:一般社団法人 マンション管理業協会
2.試験の申し込みと支払い
試験申し込みには、インターネット申し込みと郵送申し込みの2つの方法があります。
以下に、それぞれの申込期間と支払い方法をまとめました。
申込方法 | 申込期間 | 支払い方法 |
---|---|---|
郵送申込 | 例年8月1日~8月30日 | 郵便振替または銀行振込 |
Web申込 | 例年8月2日~9月30日 | クレジットカード、コンビニ、ペイジー払いのいずれかを選択 |
特に海外在住者の場合は、インターネット申し込みが便利でおすすめです。
3.受験票の受領
受験票は例年11月上旬に郵送で発送されます。
試験会場で必要になるため、なくさないよう注意してください。
海外在住者の場合、受験票は日本国内住所宛にしか発送されません。
そのため、実家や信頼できる友人の住所を指定し、受け取ってもらうことを事前に手配しておきましょう。
海外在住者の注意点 (航空券や宿泊の予約は早めに)
試験日程に合わせて、航空券やホテルを早めに手配しましょう。
おすすめは、試験の2日前までに日本へ到着する日程です。万が一のトラブルに備え、キャンセルポリシーも確認しておくと安心です。
また、体力の消耗を避けるために、深夜便の利用はなるべく避けるのがおすすめです。
さらに、日本から距離が遠い海外に住んでいる方は、時差に慣れるために試験の3日前に到着する日程を検討することをおすすめします。余裕を持ったスケジュールで、体調を整えて試験に臨みましょう。
ホテルが必要な場合は、ホテルの予約もお忘れなく。
どちらも直前では満席や満室のリスクがあるため、試験申込みと同じタイミングで手配するのがおすすめです。
海外在住者におすすめの勉強方法
ここでは、海外在住者に特化した効率的な勉強法を紹介します。
スキマ時間の活用
耳学習を取り入れることで、通勤時間や家事の合間でも学習が進められます。
YouTubeやオンライン講座を活用して、試験範囲を効率的に学びましょう。
オンライン講座の活用
録画講義は、時差がある海外生活でも対応可能です。
プロの講師による解説や模擬試験のサポートが、合格への近道となります。
管業試験の申し込み方法と流れのまとめ
管理業務主任者試験は、海外からでも申し込みが可能で、日本国内の試験会場で受験できます。
本記事では、申し込み手順から一時帰国の注意点、効率的な学習方法まで、具体的な情報をお伝えしました。
しっかり準備をして、自信を持って試験に挑みましょう!応援しています!