
管理業務主任者(以下、管業)は、マンション管理業務において重要な国家資格の一つです。
しかし、海外に住んでいる場合でも受験が可能なのか、疑問に思う方もいるのではないでしょうか。
本記事では、海外在住者が管業試験に申し込む方法や、試験当日までの流れについて詳しく解説します。
この記事は海外在住者だけでなく、管理業務主任者を目指す全ての方に役立つ内容です。ぜひご覧ください。
管理業務主任者とは?
管理業務主任者(管業)は、マンション管理に必要な専門知識を証明する国家資格です。
項目 | 詳細 |
---|---|
試験日 | 例年:毎年12月第1日曜日 |
試験会場 | 北海道、宮城県、東京都、愛知県、大阪府、広島県、福岡県及び沖縄県並びにこれら周辺地域 |
合格発表 | 翌年1月下旬 |
受験資格 | 年齢・性別・学歴等の制限なし |
受験手数料 | 8,900円(非課税)+事務手数料 |
申込期間 | 8月上旬~9月末ごろ(Web申し込み) |
この資格を取得すると、マンション管理会社において重要な業務を担当できるほか、キャリアアップや収入向上のチャンスも広がります。
また管業は、「宅建」や「賃貸不動産経営管理士(賃管)」、「マンション管理士(マン管)」と並び、「不動産4冠資格」として知られています。


資格の詳細や試験内容については、こちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
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海外から管業試験を受験できるのか?
結論から言うと、管業試験は海外から申し込みが可能です。
受験に際しての資格・制限は特にありません。年齢、学歴等に関係なく、誰でも受験することができます。
ただし、試験に合格後、国土交通大臣の登録を受ける場合には、マンションの管理の適正化の推進に関する法律の規定により、管理事務に関し2年以上の実務の経験を有することなど一定の要件を満たすことが必要となりますのでご留意願います。(引用:一般社団法人 マンション管理業協会)
ただし、試験当日は日本国内の試験会場に行く必要があります。
海外在住者でも合格を目指せるよう、申し込みから試験当日までの具体的な手順を以下で説明します。
管理業務主任者試験の申し込み方法
管業試験の申し込みは、以下の手順で進めます。
海外からでも申し込みは可能ですが、いくつか注意点がありますので、ぜひ参考にしてください。
1.試験申し込み期間を確認する
管業試験は例年12月第1週の日曜日に実施されます。
申し込み期間は、8月から9月頃が一般的です。
試験要領は毎年7月上旬に、一般社団法人マンション管理業協会から公式に発表されるので、スケジュールを確認しましょう。
公式ページ:一般社団法人 マンション管理業協会
2.試験の申し込みと支払い
試験申し込みには、インターネット申し込みと郵送申し込みの2つの方法があります。
以下に、それぞれの申込期間と支払い方法をまとめました。
申込方法 | 申込期間 | 支払い方法 |
---|---|---|
郵送申込 | 例年8月1日~8月30日 | 郵便振替または銀行振込 |
Web申込 | 例年8月2日~9月30日 | クレジットカード、コンビニ、ペイジー払いのいずれかを選択 |
特に海外在住者の場合は、インターネット申し込みが便利でおすすめです。


3.受験票の受領
受験票は例年11月上旬に郵送で発送されます。
試験会場で必要になるため、なくさないよう注意してください。
海外在住者の場合、受験票は日本国内住所宛にしか発送されません。
そのため、実家や信頼できる友人の住所を指定し、受け取ってもらうことを事前に手配しておきましょう。
海外在住者の注意点 (航空券や宿泊の予約は早めに)
試験日程に合わせて、航空券やホテルを早めに手配しましょう。
おすすめは、試験の2日前までに日本へ到着する日程です。万が一のトラブルに備え、キャンセルポリシーも確認しておくと安心です。
また、体力の消耗を避けるために、深夜便の利用はなるべく避けるのがおすすめです。
注意
日本から距離が遠い海外に住んでいる方は、時差に慣れるために試験の3日前に到着する日程を検討することをおすすめします。余裕を持ったスケジュールで、体調を整えて試験に臨みましょう。
ホテルが必要な場合は、ホテルの予約もお忘れなく。
どちらも直前では満席や満室のリスクがあるため、試験申込みと同じタイミングで手配するのがおすすめです。


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海外在住者におすすめの勉強方法
ここでは、海外在住者に特化した効率的な勉強法を紹介します。
スキマ時間の活用
海外在住者が効率的に学習を進めるためには、スキマ時間を活用した耳学習がおすすめです。
通勤時間や家事をしながらでも、耳で聞くだけで知識を吸収できるのが耳学習の魅力です。
特に、YouTubeには管理業務主任者試験に特化した解説動画や、過去問のポイントを音声で説明してくれるチャンネルが数多くあります。
耳で学ぶことで、テキストを広げられない場所でも学習が可能になり、時間を無駄なく使えます。
特に、動画を倍速で再生することで短時間で効率よく学べるのは忙しい方にとって大きな利点です。
このような「ながら学習」を日常に取り入れることで、合格への近道となるでしょう。
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オンライン講座の活用
海外在住者にとって、通信講座の活用は効率的かつ確実に力をつける学習手段です。
中でも「アガルート」は、管理業務主任者試験の対策に最適な講座として、多くの受講者から高い評価を得ています。
アガルートをおすすめする理由は?
- 試験ポイントを効率的に解説:出題頻度の高い分野を的確にカバー。
- 録画形式の講義:好きな時間に視聴でき、時差のある海外生活にも対応。
- 充実したサポート体制:プロ講師による丁寧な解説や、質問対応などで安心して学べる。
録画形式の講義を活用すれば、自分の生活リズムに合わせて学習を進められるため、限られた時間を有効活用できます。
また、分かりやすい解説と受講者へのサポート体制が整っているため、独学の不安を軽減しながら学べるのも大きなメリットです。


まとめ:この記事をよんだあなたがやること
管理業務主任者試験(管業)は、海外在住者でも受験が可能であり、正しい手順と効率的な勉強方法を選ぶことで合格への道を切り開けます。
本記事では、試験申し込みから学習方法、一時帰国時の注意点まで幅広く解説しました。
まずは試験日程と申し込み期間を把握し、計画的に準備を進めましょう。一時帰国が必要な場合は、移動スケジュールや宿泊手配にも余裕を持つことが大切です。
また、効率的な学習をサポートするために、通信講座や耳学習の活用も視野に入れてください。
次に取るべき3ステップ
- 試験申し込みを完了する
管業試験は、毎年8月から9月に申し込みが始まります。海外在住者はインターネット申し込みを活用し、スムーズに手続きを進めましょう。 - 試験準備を計画的に進める
スキマ時間を活用して耳学習やアガルートのオンライン講座を利用し、効率的に学習を進めましょう。過去問演習や解説動画を繰り返し活用して知識を深めてください。 - 一時帰国のスケジュールを確認する
試験の2日前には日本に到着するようスケジュールを調整し、時差や体調管理に注意して試験当日に備えましょう。
しっかり準備を整えれば、海外在住でも管理業務主任者試験の合格は十分に可能です。
焦らず一歩ずつ計画的に進めていきましょう!