そんな海外在住の方に向けて、宅建試験の海外からの申込方法や、試験当日までの準備について詳しく解説します。
手続きをスムーズに進め、宅建合格をしっかりと目指しましょう!
この記事は、実際に海外在住中に宅建合格を果たした筆者が体験をもとにお伝えします。
この記事は海外在住者だけでなく、宅建合格を目指すすべての方に役立つ内容です。ぜひご覧ください。
この記事を書いてる人
✔海外在住20年以上
✔上海で旅行会社経営
✔海外在住中に宅建など資格取得
✔現在は日本で不動産業を兼務
✔日本帰国2年で4つの国家試験に合格
海外居住者は宅建試験受験できる?
結論として、受験可能です。
宅建試験を主催している「不動産適正取引推進機構」の公式ページには、次のように記載されています。
「日本国内に居住する方であれば、年齢、学歴等に関係なく、誰でも受験できます。」
引用:https://www.retio.or.jp/exam/exam_detail.html
「もし住民票を抜いている場合でも受験できるのか?」と心配される方もいるかもしれませんが、試験申込みに住民票の提出は求められていません。
ただし受験票を郵送で受け取る日本の住所は必要となります。
なお、試験は日本国内でのみ実施されるため、海外在住の方が受験するには、試験日に合わせて日本へ帰国する必要があります。
筆者のリアルな受験体験記は以下の記事から。
宅建試験の概要
宅地建物取引士(宅建)は、不動産取引の専門資格であり、日本の不動産業界では非常に重要な資格です。
特に不動産会社では、宅建士の資格が必須とされることが多く、毎年20万人以上が受験する人気の資格試験です。
2024年度の宅建試験概要は以下の通りでした。
項目 | 詳細 |
---|---|
試験日 | 令和6年10月20日(日)13:00〜15:00(2時間) ※例年、試験日は、10月の第3日曜日 |
試験会場 | 北海道、岩手、宮城、福島、群馬、栃木、茨城、埼玉、千葉、東京、神奈川、新潟、石川、長野、静岡、岐阜、愛知、三重、滋賀、奈良、京都、大阪、兵庫、島根、岡山、広島、山口、香川、愛媛、福岡、熊本、長崎、大分、鹿児島、沖縄(全国35地域) |
合格発表日 | 令和6年11月26日(火) |
受験要件 | なし |
受験手数料 | 8,200円 |
申込期間 | 令和6年7月1日(月)9:30分から7月31日(水)23:59まで ※郵送は7月16日(火)まで |
宅建試験は幅広い知識を求められるため、計画的な学習が重要です。
次に、海外からの申込み方法について詳しく見ていきましょう。
海外からの宅建試験申込み方法
宅建試験の申込み方法には「インターネット申込み」と「郵送申込み」の2種類がありますが、海外在住の場合は特にインターネット申込みが便利でおすすめです。
手続きが迅速に進められ、インターネットで申し込むことで、効率的に受験準備を始めることができます。
インターネット申込みの手順は以下の通りです。
入力内容の確認画面を保存し、控えとして保管しておきましょう。
申込みが完了すると、8月末までに試験会場の通知が郵送で届きます。
その後、9月末ごろに受験票が郵送で届きます。この受験票は試験当日に必須となるので、大切に保管し、当日忘れずに持参しましょう。
宅建試験に向けての航空券とホテルの手配
宅建試験に間に合うよう、海外在住者は早めに航空券の手配を行いましょう。
おすすめは、試験の2日前までに日本へ到着する日程です。万が一、飛行機が欠航しても、翌日のフライトに振り替えができる可能性があるからです。
また、体力の消耗を避けるためにも、深夜便の利用はなるべく避けましょう。
さらに、日本から距離が遠い海外に住んでいる方は、時差に慣れるために試験の3日前に到着する日程を検討することをおすすめします。余裕を持ったスケジュールで、体調を整えて試験に臨みましょう。
ホテルが必要な場合は、ホテルの予約もお忘れなく。
どちらも直前では満席や満室のリスクがあるため、試験申込みと同じタイミングで手配するのがおすすめです。
試験当日の流れ
試験当日は、持ち物を忘れずに準備し、余裕をもって会場に到着することが大切です。
受験票、身分証明書、筆記用具などの必須アイテムを前日までに確認し、試験会場の場所や規則についてもチェックしておきましょう。
リラックスした状態で試験に臨むために、試験直前に軽食をとるなどの工夫をして、集中力を保ちましょう。
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海外から宅建受験が申し込む方法 まとめ
海外在住でも宅建試験の受験は可能です。
試験の申込方法や準備手順、当日の流れを把握し、計画的に進めることで、効率よく合格を目指せます。
特にインターネットでの申込は手軽で、試験会場や受験票の受け取りをスムーズに行うためにも、日本国内の受取先を確保することが重要です。
また、帰国日程の調整や宿泊先の予約なども、早めに手配することで万全の体制で試験に臨めます。
準備を整えて、宅建試験合格への第一歩を踏み出しましょう!