
結論から言えば、海外在住でも宅建試験を受けることは可能です。
実際、海外からの申し込みも問題なく行えますが、試験は日本国内でのみ実施。
そのため帰国のタイミングを含めたスケジュール管理が非常に重要になります。

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本記事では、宅建試験を海外から申し込む方法や、試験当日までに必要な準備について、筆者の実体験を交えて詳しく解説します。
この記事は海外在住者だけでなく、宅建合格を目指すすべての方に役立つ内容です。ぜひご覧ください。
海外在住者の受験の条件。住民票は必要?

住民票を海外に移している方でも受験できます。
宅建試験を主催している「不動産適正取引推進機構」の公式ページには、以下のように明記されています。
日本国内に居住する方であれば、年齢、学歴等に関係なく、誰でも受験できます。
主催団体へ確認したところ、ここでいう「居住」とは住民票の提出を伴うものではありません。
また、試験申込時や試験当日に住民票を提示する必要もありません。
そのため、海外転出届を出して、住民票を抜いている方も問題なく受験できます。
ただし、受験票は日本国内の住所に郵送されるため、確実に受け取れる住所を用意しておく必要があります。
宅建試験の概要
宅地建物取引士(宅建)は、不動産取引の専門資格であり、日本の不動産業界では非常に重要な資格です。
特に不動産会社では、宅建士の資格が必須とされることが多く、毎年20万人以上が受験する人気の資格試験です。
例年、10月の第三週の日曜日に実施されます。
2025年度(令和7年)の宅建試験概要は以下の通りです。
項目 | 詳細 |
---|---|
試験日 | 令和7年10月19日(日)13:00〜15:00(2時間) |
試験会場 | ※令和6年の会場は以下の通り。 北海道、岩手、宮城、福島、群馬、栃木、茨城、埼玉、千葉、東京、神奈川、新潟、石川、長野、静岡、岐阜、愛知、三重、滋賀、奈良、京都、大阪、兵庫、島根、岡山、広島、山口、香川、愛媛、福岡、熊本、長崎、大分、鹿児島、沖縄(全国35地域) |
合格発表日 | 令和7年11月26日(水) |
受験要件 | なし |
受験手数料 | 8,200円 |
申込期間 | 郵送:7月1日(火)から7月15日(火)まで ※インターネット申し込みの場合、7月31日(木)23時59分まで |
宅建試験は幅広い知識を求められるため、計画的な学習が重要です。


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次に、海外からの申込み方法について詳しく見ていきましょう。
海外からの宅建試験申込み方法
宅建試験の申込み方法には「インターネット申込み」と「郵送申込み」の2種類があります。
海外在住の方にはインターネット申込みが断然おすすめ。
- スマホで撮った証明写真をそのままアップロードできる
- 郵送申込みよりも受付期間が約2週間長い
- 申し込み完了ページが表示され、確実に手続きできた証拠を残せる
インターネット申込みの手順は以下の通りです。
入力内容の確認画面を保存し、控えとして保管しておきましょう。
申込みが完了すると、8月末までに試験会場の通知が郵送で届きます。
その後、9月末ごろに受験票が郵送で届きます。この受験票は試験当日に必須となるので、大切に保管し、当日忘れずに持参しましょう。


宅建試験に向けての航空券とホテルの手配
宅建試験に間に合うよう、海外在住者は早めに航空券の手配を行いましょう。
おすすめは、試験の2日前までに日本へ到着する日程です。
万が一、飛行機が欠航しても、翌日のフライトに振り替えができる可能性があるからです。
さらに、日本から距離が遠い海外に住んでいる方は、時差に慣れるために試験の3日前に到着する日程を検討することをおすすめします。
できれば深夜便を避け、余裕を持ったスケジュールで、体調を整えて試験に臨みましょう。
ホテルが必要な場合は、ホテルの予約もお忘れなく。
どちらも直前では満席や満室のリスクがあるため、試験申込みと同じタイミングで手配するのがおすすめです。


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宅建試験当日の流れ
試験当日は、持ち物を忘れずに準備し、余裕をもって会場に到着することが大切です。
試験当日の持ち物
- 受験票(折れや汚れに注意。写真が剥がれないように)
- 筆記用具(HB〜2Bの鉛筆またはシャープペンシル、消しゴム)
- 時計(時刻確認機能のみ。スマートウォッチ不可)

必須アイテムを前日までに確認し、試験会場の場所や規則についてもチェックしておきましょう。
リラックスした状態で試験に臨むために、試験直前に軽食をとるなどの工夫をして、集中力を保ちましょう。
海外から宅建受験が申し込む方法 まとめ
海外在住でも宅建試験の受験は可能です。
試験の申込方法や準備手順、当日の流れを把握し、計画的に進めることで、効率よく合格を目指せます。
特にインターネットでの申込は手軽で、試験会場や受験票の受け取りをスムーズに行うためにも、日本国内の受取先を確保することが重要です。
また、帰国日程の調整や宿泊先の予約なども、早めに手配することで万全の体制で試験に臨めます。
準備を整えて、宅建試験合格への第一歩を踏み出しましょう!