海外生活を送る中で語学スキルの向上だけでなく、帰国後のキャリアアップを考えるなら、資格取得は非常に有効です。
数ある資格の中でも、特におすすめなのが「宅地建物取引士」、通称「宅建」です。
宅建は不動産業界で働くために必須の資格であり、日本の不動産が人気を集めている昨今、海外に住む方にとっても大きなチャンスのある資格となっています。
ここでは、私が実践した勉強方法やかかった期間について、詳しく解説していきます。
この記事は海外在住者だけでなく、宅建合格を目指すすべての方に役立つ内容です。ぜひご覧ください。
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宅建とは?海外で取得すべき理由と受験内容
宅建の正式名称は「宅地建物取引士」です。
毎年20万人を超える受験者がいる、日本で最も受験者数の多い資格の一つです。
この資格がこれほど人気である理由の一つは、不動産会社の事務所には必ず一人は宅建士が必要だからです。
海外からも受験できるの?という方は以下の記事をご覧ください。
宅建取得のメリット
宅建資格を持つことで、資格保持者として信頼性が高まり、不動産業界でのキャリアアップや転職が有利になります。
特に、コロナ禍が明けて以降、日本の不動産は外国人の間で人気が急上昇し、都内の一等地や地方の物件も多く購入され、需要が高まっています。
そのため、海外で語学力や人脈を築いた経験がある宅建士の需要は今後ますます高まると予想されます。
宅建資格の取得は、帰国後のキャリアアップにおいて非常に有益なステップとなるのです。
宅建の勉強期間と方法
一般に宅建の勉強には300~400時間が必要と言われています。
1日2時間の勉強を続けるとすると、2時間×150日で、約5カ月から6カ月かかる計算です。
試験は年に1回、原則として10月の第3日曜日に実施されるため、3月から4月頃に勉強を始めるのがベターです。
筆者の場合、不動産の知識が全くなかったため、前年の10月から勉強を開始し、約1年かけて準備を進めました。
最初は1時間程度、参考書を読むことから始め、少しずつ勉強時間を増やしていきました。
最終的に、約600時間を費やしたと思います。
宅建の合格率と合格点
宅建試験の合格率は毎年15~18%程度で推移しており、決して簡単な試験ではありません。
合格点も毎年変動しますが、一般的に36点前後が目安とされています。
年によっては35点や37点になることもあり、試験の難易度や問題の内容に応じて合格基準が調整されます。
筆者が受験した2019年には、合格率は17.0%で、合格点は35点でした。
宅建試験は50点満点であるため、約70%の正答率が必要とされ、過去問や模擬試験の繰り返しが重要になります。
宅建試験の出題分野
宅建試験は、不動産に関わる幅広い知識を問われる試験で、大きく以下の5つの分野に分かれています。
それぞれ異なる法律や実務知識が求められるため、バランスの取れた学習が重要です。
宅建業法 | 不動産業者が守るべきルールや義務について問われる分野です。 |
権利関係 | 民法を中心に、売買契約や所有権など、日常の契約や財産に関する基礎知識が問われます。 |
法令上の制限 | 土地や建物の利用方法に関する制限や規制について学ぶ分野で、都市計画法や建築基準法などが中心です。 |
税・その他 | 不動産に関連する税金(固定資産税や譲渡所得税など)や、土地や建物の評価に関する知識が問われる分野です。 |
免除科目 | 宅建業者として在籍し、事前に講習を受講することで免除される科目です。 |
宅建試験では、これらの各分野においてまんべんなく理解することが求められるため、偏りなく学習を進めることが大切です。
海外での宅建おすすめ勉強方法
海外に住んでいると、通学して宅建を勉強するのは難しいですが、独学や通信講座を活用すれば、私のように十分合格を狙えます。
ここでは、私が海外で宅建に合格した経験をもとに、おすすめの勉強方法を順番に紹介します。
ポイント
1:基礎からしっかり固める
2:YouTubeを活用する
3:覚えるのではなく、忘れないことを重視する
4:隙間時間を活用する
5:宅建漫画で息抜き
1:基礎からしっかり固める
ネットでは「過去問をとにかくやれ」とよく言われますが、まずは基礎をしっかり学ぶことが重要です。
参考書を最低2回は読むことをおすすめします。
ポイント
- 1回目:専門用語が多く難しく感じるかもしれませんが、全体を一度通して読んでみましょう。
- 2回目以降:1回目で全体を把握しているため、点と点がつながり、理解が深まります。
参考書は、日本に一時帰国中に購入するのがベストですが、Kindle版でも手に入ります。
2:YouTubeを活用する
参考書を読むのと同時に、YouTubeで宅建の解説動画を見ることをおすすめします。
参考書だけでは分かりづらい部分も、動画で解説を聞くと理解が深まります。
私の中で特におすすめが「棚田行政書士の不動産大学」
大手不動産会社で営業トップだった棚田先生が運営されていて、宅建の勉強以外にも不動産実務の話や、視聴者の質問に答える宅建合格ラジオなど息抜きコンテンツも豊富です。
複数の講師の説明を比較しながら進められるので、自分に合った勉強スタイルが見つけやすくなります。
なお、海外ではYouTubeの視聴が制限されている地域もあるため、その場合はVPNを利用すると良いでしょう。
3:覚えるのではなく、忘れないことを重視する
宅建の勉強は覚える知識が膨大で、長期にわたるため、覚えることよりも忘れないことが大切です。
例えば、宅建業法を学んだ後に権利関係に進むと、前に学んだ宅建業法の知識を忘れてしまうことがあります。
そのため、複数の科目を並行して少しずつ復習することで、記憶を定着させることが大切です。
さらに、自分の進捗具合を可視化する方法も効果的です。
4:隙間時間を活用する
知識を忘れないためには、隙間時間を活用して常に知識に触れておくことが大切です。
忙しい海外生活ではまとまった時間が取りにくいことが多いため、隙間時間を使った「ながら勉強」が非常に効果的です。
例えば、朝の散歩時にイヤホンで講義を聞いたり、移動時間を使って復習したりする工夫が役立ちます。
「ながら勉強」は、覚えることよりも忘れないことを重視する学習法に直結し、記憶の定着をサポートします。隙間時間をうまく利用し、効率的に学習を進めましょう。
5:宅建漫画で息抜き
宅建の勉強は長期戦になるため、毎日決められた時間をコツコツ続けることが大切です。
しかし、勉強できない日や気分が乗らない日もありますよね。
そんなときには、息抜きとして宅建に関連する漫画を読むのがおすすめです。
漫画を通して、宅建に必要な知識を楽しく学ぶことで、リラックスしながら勉強のモチベーションを保てます。
また、漫画は視覚的に情報が伝わるため、記憶に残りやすく、理解しやすいのも利点です。
海外から宅建試験を目指す方におすすめの通信講座「フォーサイト」
海外から宅建試験を目指す方にとって、効率的な学習方法を見つけることは重要です。
独学では不安を感じる方も多い中、私も2019年に上海から通信講座「フォーサイト」を利用し、一発で宅建試験に合格しました!
ここでは、海外受験者にとってフォーサイトが最適な理由を3つご紹介します。
1. 海外でも安心のオンライン学習環境
フォーサイトは、すべての学習をオンラインで完結できるため、海外在住者に最適です。
講義動画はインターネット環境があればどこでも視聴可能で、スマホやタブレットでも利用できます。
スキマ時間を活用して効率的に勉強を進められるのが大きな特徴です。
2. 初心者にもわかりやすいフルカラーテキスト
フォーサイトのテキストはフルカラーで図解が豊富。
海外では日本の参考書を手に入れるのが難しい場合もありますが、このテキストがあれば一冊で十分です。
法律用語や専門知識も要点が一目でわかるため、短期間で効率よく基礎を固めることができます。
3. 高い合格率と充実したサポート体制
フォーサイトは全国平均を大きく上回る受講者合格率76.1%(※2023年実績)を誇ります。
これは全国平均の4.42倍という高い数字です!
スケジュール管理機能や質問サポートを備えたeラーニングシステムを活用することで、海外にいながらでも安心して学習を進められます。
専属講師からのサポートもあるので、独学の不安を解消しながら学べるのが魅力です。
▽▽▽全国平均4.42倍の合格率!!(2023年実績)▽▽▽
まとめ:この記事を読んだあなたがやること
この記事を読んだあなたが、海外から宅建試験合格を目指すためにやるべきことを3つのステップにまとめました!
宅建合格への3ステップ
- 学習スケジュールを立てよう
まずは試験日から逆算して、自分に合った学習スケジュールを立てましょう。
試験までに必要な勉強時間(300~400時間)を確保するために、1日あたりの学習時間を具体的に計画することが大切です。 - 効率的な勉強法を選ぼう
自分に合った勉強法を見つけることが合格のカギです。
参考書やYouTubeで基礎を固めながら、フォーサイトのような通信講座を活用すれば、効率的に学習を進められます。 - フォーサイトを活用して学習をスタート!
独学に不安を感じる方や効率的に学びたい方は、まずフォーサイトの講座をチェックしてみましょう。
講義動画やテキストが揃っているため、海外でも安心して学習をスタートできます。
私もフォーサイトを利用して上海で一発合格を果たしました!
76.1%という高い合格率(※2023年実績)が、その信頼性を裏付けています。
この記事を読んで、「宅建合格を目指したい!」と思ったら、すぐに行動に移してみてください。
スケジュールを立て、効率的な勉強法を選び、フォーサイトを活用すれば、合格はきっと目指せます!